
デザイナードラッグ
デザイナードラッグ(designer drug) は向精神薬を評価する用語で、現存する麻薬の分子構造を組変える事により、現行法では対処できなくなっている薬物の事を指す。合成麻薬や類似麻薬とも呼ばれる。2000年頃から、ケミカルな脱法ドラッグの流通、使用が日本でも盛んなため、ぞれを指してデザイナードラッグと評価されることが多い。1960年から1980年代に化学者のアレクサンダー・サーシャ・シュルギンが多くのデザイナードラッグを生み出しその合成法や作用について記した著書を出版している。サーシャは、2050年までに新たな幻覚剤が2000種類ほど誕生するのではないかと予測している。
クロコダイル
クロコダイル=正式名称「デソモルヒネ」。デソモルヒネは2010年からロシアで密造による被害が問題になりはじめているが、理由としてはコデインから簡単に合成できるらしいことが挙げられている。コデイン、ヨード、リン酸塩から密造される。ロシアで密造されたデソモルヒネは「クロコダイル」と呼ばれているが、これはヘロインや処方箋なしのコカイン錠の代わりとして使用した結果、皮膚がひどく荒れたことからその名前が付いたと言われている。「クロコダイル」を常習的に使用すると、鎮痛作用が次第になくなり、細胞組織に深刻な破壊をもたらし、静脈炎、壊疽、そして長期にわたる使用では、手足の切断が必要になる場合もある。細胞組織の破壊から、常習者の平均余命は二年から三年を下回るという。過去2年間にロシア全土で死亡した常習者の数は5~7千人に上るという。また「クロコダイル」の乱用がドイツにも広がっていることが判明し、すでに多くの死者が出ている。
バスソルト
気分を高ぶらせたり、幻覚症状を引き起こしたりする合成薬物「バスソルト」が流行っている。表向きは吸引用でないと断って販売、違法薬物の成分構造を変化させて取り締まりを逃れる手口など、日本の「脱法ハーブ」と状況はそっくりだ。米国では、バスソルトの影響として、ルイジアナ州で男性が警察に追われる幻覚から自殺。ウェストバージニア州では男性がヤギを刺し殺したあと、女性の下着姿で森をさまよった。フロリダ州では、全裸の男がホームレスの顔にかみつく事件があった。後のマイアミゾンビ事件。バスソルトが出回るようになったのは2010年。尿や血液による従来の薬物検査では判定できず、スポーツ選手や軍人、運転士ら定期的に検査を受ける必要がある職業の人に好まれている。違法薬物と比べると当然安価で、それでいて、ハイになる効果は大きいという。バスソルトの原料となる物質は、中国やインド、パキスタンで製造されているとみられ、最終的には米国で調合され、"商品"になるという。現在ここ日本でもかなりの数のバスソルトがすでに出回っているという。
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