<大麻取締法違反>体内に大麻を隠し持っていた男逮捕 大阪府警
体内に大麻を隠し持っていたとして、大阪府警は、30代の無職の男=堺市=を大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。男は海外で手に入れた大麻を五つの袋に小分けしてのみ込んで帰国し、空港の検査をすり抜けたが、体調不良を訴えて救急搬送されたため発覚したという。
捜査関係者によると男は昨年12月、乾燥大麻約65グラム(末端価格32万5000円)を所持した疑い。大麻はアフリカで入手したとみられる。男は帰国後に体調が悪化し、搬送先の堺市内の病院で手術を受けた際、大麻とみられる物質が見つかり、病院が府警に通報した。
財務省によると、空港で旅客が違法薬物を所持していた事件で、体内に隠して持ち込もうとしたケースは全体の約1割に上る。2009年には、成田空港に着いた台湾人が、のみ込んでいた袋から覚醒剤が漏れ、中毒死した。