バスローブに覚醒剤を染み込ませ密輸 独国籍のジノ・ミシャエル・アンドレアス・ボルゴルティ容疑者(25)逮捕
◇「異常な重量感と硬い感触」で発覚
液体化させた覚醒剤をバスローブなどに染み込ませて密輸しようとしたとして、成田税関支署と成田空港署などは3日、ドイツ国籍の住所不定、無職、ジノ・ミシャエル・アンドレアス・ボルゴルティ容疑者(25)を関税法と覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕し、送検したと発表した。千葉地検は同日、同罪などで起訴した。
同支署によると、2月10日午後4時50分ごろ、スイスからカタール経由で成田空港に到着した際、覚醒剤約1.9キロ(末端価格約1億3000万円相当)が染み込んだバスローブとジャンパーをスーツケース内に隠していたとしている。容疑を否認している。
バスローブなどは乾燥していたが、税関職員が「異常な重量感と硬い感触」を不審に思い、鑑定で覚醒剤と判明した。同支署によると、薬物を液体化して布に染み込ませる密輸の手口の摘発は全国4例目。