
静岡県警牧之原署と名古屋税関清水税関支署は30日、
大麻樹脂約450グラム(末端価格約360万円)を飲み込むなどして中国から静岡空港まで密輸したと して、大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、静岡県磐田市の解体業手伝い、大路隼(じゅん)平(ぺい)容疑者(32)を12日に逮捕した。
30日に関税法 違反(大麻密輸入)の疑いで、静岡地検に告発したことを発表した。静岡空港での不正薬物の摘発は初めて。
逮捕容疑は、11日午後3時20分ごろ、大麻樹脂77個(約200グラム)をスーツケースに隠し、中国の上海浦東空港から静岡空港まで、営利目的で輸入した疑い。大路容疑者は「自分で使うつもりだった」と供述、営利目的の輸入については否認している。
牧之原署では、飲み込んで運んだ分についても、追送検する方針。大麻樹脂約250グラムを97個に小分けしてラップで包んだ後、ロウで固めて飲み込んでいた。
同署では大路容疑者がたびたび中国などに渡航していたことや、
大麻樹脂を飲み込む手口から、これまでも密輸を繰り返していた可能性もあるとみて、余罪を追及している。