北朝鮮の大学生、生活費に困り麻薬取引に手を染める 学生寮で売買も―韓国メディア
韓国・朝鮮日報(電子版)は、北朝鮮で生活費に困り、麻薬取引に手を染める大学生が出てきていると報じた。中国網が先日伝えた。
米政府系の自由アジア放送(RFA)が北朝鮮消息筋からの情報として伝えたところによると、一部の大学生は実家から生活費を得られず、空腹の中、学生生活を維持するために必要な資金を稼ぐため、麻薬の取引に手を染めている。1カ月の学生生活に必要な資金は少なくとも30万北朝鮮ウォン(約3万4000円)だという。
報道によるとこうした学生たちは週末に同国北東部の咸興や中西部の平城といった町に行き、密造された覚せい剤を国境地帯に運んで報酬を得る。学生寮で覚せい剤を売買する学生もいるという。
また、「3~4日は眠らずに試験勉強ができる」として、自ら覚醒剤を使用する学生もいる、と消息筋は明かした。