藤田まことさん長男が覚醒剤…ホテルで使用
大阪市内のビジネスホテルで今年1月、覚せい剤を使用したとして覚せい剤取締法違反の疑いで、大阪府警が俳優の故藤田まことさんの長男で会社員原田知樹容疑者(47)を逮捕していたことが18日、関係者への取材で分かった。
大阪地検は2月1日、同罪で原田容疑者を起訴。起訴状では、1月20日ごろ、大阪市浪速区のビジネスホテルで覚せい剤の入った水溶液を体に注射したとしている。
関係者によると、原田被告と知人女性との間でトラブルがあり、駆け付けた大阪府警の警察官が原田被告の様子を不審に思い尿検査したところ、覚せい剤反応が出た。
原田被告は、10年2月に大動脈からの出血で死去した藤田さん(享年76)の密葬で喪主を務めた。近親者ら約100人の弔問客に気丈に振る舞っていたという。
親しい関係者は「ちょっと気の弱いところがあるが、優しくて好青年という印象」と人柄を説明。原田容疑者はこれまで、藤田さんと同じ芸能の道を志そうと したことはなく、不動産関連の仕事などに携わっていたという。藤田さんは17日が命日だっただけに、同関係者は「命日の翌日に一報を聞いて驚いた。お父さ んは天国で悲しんでいると思う」と話した。