ブラジルW杯、麻薬取引に「ビジネスチャンス」もたらす・・・近隣国からブラジルへの輸送が活発化=中国メディア

中国メディア・中国国際放送局は12日、サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会開催でさまざま業界で商機が見出されるなか、ブラジル国内向けの麻薬販売者にとってもビジネスチャンスになっていると報じた。
記事は、ブラジルの近隣国であるペルーやボリビアが世界最大のコカイン生産国となっており、W杯開催によるブラジル国内で需要が増えるため、これらの国からW杯開催都市への麻薬輸送が活発になっていると伝えた。ブラジルでのコカイン販売価格が、原産地の10倍であることも背景にあるという。
そのうえで、ペルーの反麻薬機関の関係者が「ペルーからボリビアに飛ぶ麻薬販売者による小型飛行機が急増し、コカイン原材料を栽培する地域付近に小型飛行場が続々出現した」と語ったことを紹介。今年に入ってからの5カ月間で、当局は72カ所の小型飛行場を掃討したとのことだ。
ブラジルは、米国に次ぐ世界第2の麻薬市場とされるが、W杯開催期間は米国に代わって世界一となる見込み。当局はW杯開幕前に麻薬取り締まりを強化、すでに開催都市へ輸送予定だったコカイン570キログラムを押収したとのことだが、氷山の一角に過ぎないものと思われる。
via – yahoo News