
奈良県警が窃盗容疑で逮捕した同県大和郡山市の無職の女(29)(起訴)が隠し持っていた大麻を、勾留先の県警郡山署と香芝署が所持品検査で見落としていたことがわかった。
県警は関係者の処分を検討する。
県警関係者によると、女は1月31日、同市内の病院で無職女性(69)から1万9500円入りの財布などが入ったかばんを盗んだとして郡山署に緊急逮捕された。
女は大麻を下着の中などに隠していたが、郡山署と、女の移送先で女性専用の留置施設がある香芝署は、検査で発見できなかった。
香芝署が2月1日に再び所持品を検査した際、靴下の中から大麻を見つけ、同21日に大麻取締法違反容疑で再逮捕した。勾留中の
大麻の使用はなかったという。