【ASKA被告】懲役3年求刑し結審 東京地裁初公判
覚せい剤取締法違反などに問われた男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明)被告(56)は28日、東京地裁(植村幹男裁判官)の初公判で「(起訴内容に間違いは)何もありません」と起訴内容を認めた。この日の審理で被告人質問などを行い、即日結審する見込み。
起訴状によると被告は今年5月上旬から警視庁に逮捕された同月17日までの間、東京都内などで覚醒剤と合成麻薬MDMAを使用。同日、東京都目黒区の自宅で覚醒剤0.432グラムと合成麻薬MDMAなどの錠剤計約26グラムを所持したとされる。
被告は捜査段階から「覚醒剤は暴力団組員などから入手し、使っていた」と供述。7月3日に保釈され、「二度と同じ過ちをしないと決意しています」とのコメントを公表していた。
ASKA被告と一緒に逮捕され同法違反(使用)で公判中の栩内(とちない)香澄美被告(37)は、7月22日の初公判で「覚醒剤を使用したことはない」などと無罪を主張。警視庁は今月、ASKA被告にMDMA100錠を50万円で売ったとして麻薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑で暴力団幹部の男ら2人を逮捕している。
地裁は28日午前、東京都千代田区の日比谷公園で傍聴券の整理券を配布。一般傍聴席21席に対し2646人が列を作り、競争率は126倍に上った。
東京地裁の傍聴希望者数は、オウム真理教の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の初公判(1996年4月)の1万2292人が過去最多(競争率約256倍)。覚醒剤使用などに問われた女優の初公判(2009年10月)は歴代2位の6615人が傍聴を希望し、一般傍聴席20席に対する競争率は約330倍だった。
via – yahoo News