医師、手術中に麻酔を自分に注射 使用の罪で在宅起訴
盛岡市の県立中央病院は28日、麻酔科の30代男性医師が手術中に麻酔薬を抜き取り、自分に注射していたと発表した。医師は少なくとも十数回繰り返したと話している。患者に影響は出ていないという。盛岡地検は麻薬取締法違反(使用)の罪で、医師を在宅起訴した。25日付。
発表によると、医師は6月8日午後4時ごろ、緊急手術中の手術室に入り、麻酔注入管同士をつなぐ器具の穴から、麻薬に指定されている「フェンタニル」数ccを、注射器を使って抜き取った。穴は空気を抜いたり、薬液を注入したりするためのもので、医師は注射器を手術着の胸ポケットに入れ、トイレで自分の腕に注射したという。
2人の看護師が不審な動きに気づき、手術担当の麻酔科の医師に報告。翌9日、麻酔科長から報告を受けた病院長が本人に確認したところ、抜き取りと使用を認め、10日に盛岡東署に届け出た。
via – yahoo News