ASKA愛人・栩内被告、激痩せ裁判の行方は 大物弁護士がにらみ
「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明、56)=執行猶予付き有罪判決が確定=の愛人で、覚せい剤取締法違反(使用)罪で起訴された栩内(とちない)香澄美被告(37)の論告求刑公判が東京地裁で来月11日に行われることが決まった。25日の第5回公判では3回目の毛髪鑑定の請求が却下され、証拠調べが終了。栩内被告の“戦況不利”がささやかれる中、法廷でにらみをきかす大物ヤメ検の存在が光っている。
栩内被告は25日、紺色のツーピースという清楚な装いで、手に小さな紙袋を持って出廷。血色はよいものの、約1カ月前の前回公判のときよりもさらに痩せた印象で、スカートからのぞく足の細さが際立った。
弁護側が請求し、採否が焦点となっていた3回目の毛髪鑑定について、鈴木巧裁判官は「裁判所の証拠集めに近い形になる」として却下。5月の逮捕時の尿鑑定と毛髪鑑定で「陽性」、6月の2回目の毛髪鑑定で「陰性」と出た栩内被告は、無罪主張のため保釈後も髪の毛を切らずに3回目に賭けていたが、その願いはかなわなかった。
あっさり終了した証拠調べ。だが、最終弁論の期日をめぐって“ほえた”のが、黒田修一弁護士だ。来月11日の論告求刑とは別日に最終弁論を行いたいとする弁護側の要求に難色を示す鈴木裁判官に対し、「検察側の主張に対して細かく弁論で指摘したい」と強くせまり、弁護側の希望を押し通した。最終弁論は同17日の予定だ。
栩内被告の裁判では毎回、鋭い眼光で周りを見渡す黒田氏。若手の検察官に「質問の意図が分からない」と言い放ち、ポリグラフ(嘘発見器)検査の認識についてあいまいに答える栩内被告に、「僕が(接見時に)教えたことはそんなことじゃない」などとたしなめる場面もみられた。
「関西では有名な大物ヤメ検弁護士。特捜部経験もあり、1992年に弁護士になってからは、ハンナン牛肉偽装事件など有名事件を数多く手がけている。栩内被告の公判で無罪を勝ち取れば、さらに箔(はく)が付くことになるだろう」と司法関係者。劣勢が伝えられる栩内被告に、大物弁護士は無罪の切り札となりえるか。
via – Yahoo News