<少女死亡>覚醒剤注射した男に懲役4年
東大阪市のラブホテルで少女の体に覚醒剤を注射するなどして死亡させたとして、重過失致死と覚せい剤取締法違反の罪に問われた大阪市東住吉区の無職、須田雅行被告(33)に対する判決で、大阪地裁は28日、懲役4年(求刑・懲役6年)を言い渡した。
村越一浩裁判長は「安易に多量の覚醒剤を使用し、厳しい非難に値する」と述べた。
判決によると、須田被告は2011年10月26日夜、ホテルの部屋で、定時制高校2年だった女子生徒(当時17歳)に覚醒剤を注射し、覚醒剤中毒により死亡させた。
弁護側は「重大な過失はなく、(覚醒剤注射と)死亡との因果関係もない」などと主張したが、判決は「通常の使用量を大きく超える量を最も効き目のある方法で注射した。重大な危害が及ぶと予見できた」と指摘した。