
幻覚や興奮作用などがある「脱法ドラッグ」について、全国の中学生約5万5千人のうち、約0・2%にあたる120人に使用経験があったことが28日、国立 精神・神経医療研究センター精神保健研究所の調査で分かった。
このうち約6割には大麻や覚醒剤の使用経験もあり、脱法ドラッグが違法薬物の入門薬(ゲート ウェイドラッグ)となっている実態が浮かび上がった。脱法ドラッグに関する中学生の調査は初めて。
昨年10月、全国の124校(5万4486人)から回答を得た。調査は中学生の薬物乱用の実態を調べるため2年に1度行われており、今回は初めて脱法ドラッグについても聞いた。
その結果、「脱法ドラッグを入手可能」と答えた中学生は8519人(15・6%)で、大麻(12・4%)、覚醒剤(12・3%)より多かった。また、シ ンナー乱用者(283人)のうち、大麻や覚醒剤の使用経験がある生徒は約2割だったが、脱法ドラッグ乱用者では約6割と高かった。
同研究所の和田清薬物依存研究部長は「脱法ドラッグはインターネットや友人から入手でき、若者の薬物乱用の実態を激変させている」と指摘している。