ASKA愛人・栩内被告に有罪判決 覚醒剤使用認定で懲役2年執行猶予3年
覚せい剤取締法違反で有罪が確定した歌手ASKA(56=本名・宮崎重明)の不倫相手で、同法違反の罪に問われた栩内香澄美被告(37)が13日、東京地裁で懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡された。昨年5月の逮捕後一貫して無罪を主張していたが、覚せい剤使用を認定された。
判決を言い渡されると、栩内被告は小さくうなずき「はい」と答えた。
メガネをかけ、グレーの上着とスカートに黒のハイヒール姿。着席して判決の説明を聞いている際、うつむいていると、鈴木巧裁判官から「大丈夫ですか?」と尋ねられ「はい、大丈夫です」とうなずいた。
執行猶予に至った理由を説明されると「はい。…はい」と感謝するように何度か頭を下げた。“大物ヤメ検”といわれる黒田修一弁護士は腕組みをして傍聴席や裁判官をじっとにらみ付けていた。
弁護側は「自分から覚せい剤を使ったことはない。就寝中などにASKAさんに覚せい剤を使用させられた可能性がある」と無罪を主張していた。だがこの日、裁判官は「尿や毛髪鑑定で覚せい剤の成分が検出された。複数回覚せい剤を使ったと認定できる」とした。
また「弁護側は、宮崎(ASKA)との性行為の際に精液が膣内に付着し残留したため、尿鑑定が陽性になったなどと主張していたが、陽性になるには絶対量として20~30マイクログラムの覚せい剤が必要で、370ミリリットルの精液が必要とされている。精液の中に排出される覚せい剤の量には個人差があるとはいえ、被告が覚せい剤を摂取していたと認定できる」と具体的に説明した。ちなみに、一般成人男性が1回の性交時に排出する精液の量は数ミリリットルとされる。
また裁判官は「知らないうちに覚せい剤を使用させられた場合、少なくとも体に異常を感じるはず。何らかの心当たりがあってしかるべき。被告の供述は不自然と言わざるを得ない」とし、昨年5月に都内などで覚せい剤を使用したという起訴内容を認めた。「刑事責任は軽くないが、捜査や裁判を通じて覚せい剤を断ち切る自覚を持ったと期待して、執行を猶予します」と述べた。
被告の今後は不明だが、以前勤務していたとされる人材派遣会社グループの関係者らから支援を受ける可能性もある。
via – Yahoo News