【大阪府】西成「あいりん地区」覚醒剤の密売拠点か…簡易宿泊所を家宅捜索
大阪府警西成署は25日、大阪市西成区・あいりん地区の簡易宿泊所(簡宿)「アパート新和」(同区萩之茶屋2、97室)を覚せい剤取締法違反(営利目的共同所持)容疑で家宅捜索した。捜査関係者への取材で分かった。西成署はこの簡宿があいりん地区で最大規模の覚醒剤の密売拠点とみている。
西成署は同日、部屋を借りている無職、伊藤裕二容疑者(32)ら男女7人を同容疑で逮捕。住み込みの管理人、寺脇成紀容疑者(44)を大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。
同日朝、約100人の捜査員が一斉に簡宿に入り、伊藤容疑者の部屋など約15室と管理人室を捜索。伊藤容疑者の部屋から覚醒剤約50グラム(末端価格約350万円)が見つかった。西成署は、伊藤容疑者ら7人は密売人で、携帯電話で客と連絡を取り、室内や隣接するコインランドリーで覚醒剤を渡していたとみている。寺脇容疑者は見張り役をしていた疑いもあるという。
簡宿は身分証の確認が不要で簡単に部屋を借りられるとされる。あいりん地区で覚醒剤の密売が後を絶たないため、西成署は取り締まりを強化している。
via – Yahoo News