覚醒剤含む薬物 英国から密輸 容疑の中国人逮捕
英国から覚醒(かくせい)剤成分が含まれた錠剤や麻薬などを密輸入したとして、県警薬物銃器対策課と姫路署は4日、覚せい剤取締法違反などの疑いで、中国籍で姫路市南畝町の無職、林道寛(リン・ダオクワン)容疑者(45)を逮捕、神戸地検姫路支部に送検したと発表した。神戸税関は同日、関税法違反罪で同支部に告発した。
送検容疑は3月6日、英国から覚醒剤成分が含まれた錠剤10錠と麻薬「α-PVP」約5グラム、指定薬物「6-APB」2錠を航空郵便で密輸入したとしている。
県警によると、林容疑者は3月2日、インターネットの薬物販売サイトで約3万円で注文し、6日に成田空港に到着。東京税関の職員が差出人の名前がないことなどに気づき、中身を確認して発覚した。
林容疑者は「自分で使うためだった。麻薬かもしれないと思っていたが、覚醒剤の認識はなかった」と供述しているという。