中国では媚薬に…自称「アロマ王子」が輸入した淫乱ドラッグ
麻薬を中国から輸入した麻薬取締法違反の疑いで、20日までにアロマセラピストの堀口拓也容疑者(36)が警視庁に逮捕された。自ら”アロマ王子”なんて名乗っていた男で、怪しいニオイがプンプンだ。
「堀口容疑者は『GHB』という麻薬が含まれる液体を中国から台湾を経由して輸入していた。『精力剤を頼んだことに間違いないが、麻薬が入っているとは思わなかった』と供述していますが、ネットでの購入履歴を削除するなど、隠蔽工作を行っていた。自宅からは140本のGHBとみられるビンが見つかっていて、以前から大量に購入していたとみられています」(捜査事情通)
堀口容疑者は群馬県桐生市の出身。群馬県の市立高校を卒業し、都内にあるアロマセラピストなどを養成する学校に通っていた。2年前から自宅兼事務所として東京・吉祥寺のマンションに現在のアロママッサージ店を開業したという。なぜ、危険を冒してまで麻薬を購入していたのか。
GHBはもともと麻酔薬として開発されたが、米国では乱用による死亡例などが相次ぎ、1990年に製造、販売が禁止になり、日本でも01年に麻薬指定された。厚労省関係者がこう話す。
「少量だと、酔っぱらって体の力が抜けたような感じになる。ふわふわと幸せな気分にさせ、眠たくなったりもする。中国などでは催淫効果のある媚薬、要するにセックスドラッグとして使われている。使う量を間違えたり、酒と一緒に服用すると昏睡状態や呼吸困難を起こしてしまう危険ドラッグです」
via – 日刊ゲンダイ