
梅干しを装って覚醒剤を密輸したとして、警視庁組織犯罪対策5課は、覚せい剤取締法違反(営利目的密輸など)の容疑で、東京都杉並区高円寺南、指定暴力団 住吉会系組幹部、山内啓右容疑者(63)と妻の浩子容疑者(53)ら8人を逮捕した。同課によると、山内容疑者ら7人は容疑を否認しているという。
逮捕容疑は2月10日、台湾・台北松山空港から東京・羽田空港に、台湾産梅干しの紙パック4個に詰め込んだ覚醒剤約1キロ(約7千万円相当)を営利目的で密輸したとしている。
羽田空港の手荷物検査で
覚醒剤の持ち込みが発覚し、運搬役の60代と50代の女2人を逮捕。女らが「『無料で台湾に行かせる代わりに、覚醒剤を持ち帰ってほしい』と頼まれた」と供述したことから山内容疑者らの関与が浮上した。
女らは台湾で暴力団関係者の男から覚醒剤入りの紙パックを受け取ったといい、同課は詳しい入手経路を調べている。