
インターネットで向精神薬を密輸したとして、総社署は8日、総社市駅前2の歯科医師、清水洋利容疑者(45)を麻薬取締法違反容疑で逮捕した。「輸入したことは間違いないが、法律で禁止されているとは知らなかった」と話しているという。
逮捕容疑は昨年12月初旬、同法で輸入が規制されている向精神薬「モダフィニル」108錠をインターネットで購入し、国際郵便で自宅に送らせるためインドから成田空港に密輸したとされる。
同署によると、神戸税関水島税関支署から通報があり、捜査していた。清水容疑者は、過去にも同様の手口で購入した形跡があるといい、詳しく調べている。
モダフィニルは、眠気を覚ます作用があり、睡眠障害のある患者には、医師からの処方があれば薬局で購入できる。ただ、輸入は厚生労働大臣の許可が必要で、清水容疑者は許可を受けていなかったという。