
脱法ハーブを吸 引して正常な運転ができない状態で交通事故を起こしたとして、岡山西署は17日、北区谷万成1、会社員、社英史容疑者(30)を危険運転致傷容疑で逮捕した。
脱法ハーブによる同容疑での逮捕は、県内初。社容疑者は「仕事のストレスを発散させるために吸った」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は今年2月7日午後7時50分ごろ、北区三門西町の国道180号で、脱法ハーブの影響が残ったまま乗用車を運転。対向車線を走っていた岡山市の 会社員男性(52)の乗用車と正面衝突し、男性に腰の骨を折るなど2カ月の大けがを負わせたとされる。社容疑者もあばら骨を折る大けがをした。
事故後に現場で岡山西署員が調べたところ、社容疑者はろれつが回らず、手足が震えるような様子だったことから、飲酒検知を実施。しかし、呼気からアル コールは検出されず、事情を聴くと、脱法ハーブを吸ったことを認めたという。車内からは乾燥植物片が入ったビニール袋が見つかり、鑑定して脱法ハーブと判 明した。
同署は脱法ハーブの入手方法などを詳しく調べる。