危険ドラッグ、脱法ハーブ、中2の85%「入手できる」
危険ドラッグや脱法ハーブについて、横浜市が市内の小中学生約1800人に「入手できると思うか」と質問したところ、「できる」との回答が小学5年で71%、中学2年で85%に上った。
この意識調査は昨年12月、小5児童と中2生徒の計4907人を対象に、市教委と合同で初めて実施。37%から回答を得た。「希望すればすぐに手に入ると思うか」との問いに対し、小5の36%、中2の35%が「簡単に手に入る」と回答。「少し苦労するが、何とか手に入る」も小5で35%、中2で50%に上った。
さらに、それぞれ9割以上が「絶対に使うべきではないし、許されない」と答える一方で、小5の2%、中2の6%は「使うかどうかは個人の自由」とした。
分析に協力した横浜薬科大の田口真穂講師(薬理学)は、「危険な薬物が子供の身近な存在になっており、繁華街ではここ数年、子供が見えるところに薬物販売の看板が確認されている。環境浄化に加え、予防教育を強化すべきだ」と警鐘を鳴らす。
調査結果を重くみた市教委は、危険ドラッグの怖さを教える教材を今年度内に作成し、学校に配布する方針。
via – Yomiuri Shimbun.