元町職員を大麻所持容疑で逮捕 鳥取で栽培法教わる
自宅で大麻を所持していたとして四国厚生支局麻薬取締部は18日、高知県大豊町元職員の山岸達也容疑者(33)を大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕したと発表した。山岸容疑者は、中国四国厚生局麻薬取締部に同容疑で逮捕された鳥取県智頭(ちづ)町、上野俊彦容疑者(37)経営の会社=同町=が開催する大麻栽培の講習を受けていたという。
この講習には、近畿厚生局麻薬取締部が今月に同容疑で逮捕した岡山県真庭市の非常勤職員(34)も参加しており、同取締部はほかに、参加者の大阪府内の30代の男数人を同容疑などで逮捕したという。山岸容疑者は「自分で栽培した大麻をほぼ毎日吸っていた」と容疑を認めたといい、同罪で起訴されている。
四国厚生支局麻薬取締部によると、山岸容疑者は今月4日、大豊町西峯の自宅で乾燥大麻3・4グラムを所持した疑いがある。山岸容疑者は大豊町で、地域活性化を手がける集落支援員として2014年4月から任期付き職員だった。山岸容疑者は調べに対し、「産業用大麻が地域振興に役立つと思い、(上野容疑者の)智頭町の講習に行っていた」と供述したという。
上野容疑者が経営する「八十八(はちじゅうはち)や」は町おこしのために、産業用大麻の栽培許可を鳥取県から受けており、「麻畑体験年間コース」として栽培のノウハウを伝えていた。上野容疑者は今月4日、自宅に乾燥大麻88グラムを所持していたとして、中国四国厚生局麻薬取締部に逮捕された。
via – Asahi Shimbun