刑務官、覚醒剤使用を自ら警察に通報
宮崎刑務所の刑務官松山晋(すすむ)容疑者(40)(宮崎市糸原(いとばる))が覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで宮崎県警に逮捕されていたことが10日、捜査関係者への取材でわかった。
県警は入手経路などを調べている。
捜査関係者によると、5月20日頃、宮崎市内で覚醒剤を使用した疑い。自ら県警に電話をかけてきたという。尿から覚醒剤反応が出たため、県警は21日、使用の疑いで逮捕。調べに対し、松山容疑者は「間違いない。数年前から使っていた」などと供述したという。
宮崎刑務所によると、松山容疑者は1995年に採用され、現在は受刑者の作業に必要な道具の発注といった事務作業を担当。これまでに勤務上のトラブルは なかったという。滝本英之所長は「職員が逮捕されたことは遺憾。事実を確認でき次第、厳正に処分する」とコメントしている。