世界で大麻の合法化が進む中、日本では規制が緩和されない理由を推測
日本では違法であるいう認識を薄める世界の動き

「ソフトドラッグ」「ゲートウェイドラッグ」などと、色々な呼ばれ方をする『大麻』。
近年、世界では規制の緩和や、合法化が進んでいます。
先日もカナダで、嗜好品としての大麻が合法化され、先進国では初めてとなる国を挙げての対応に話題になりました。
その後も、アメリカでは、州ごとに規制緩和が進められたりと、一気に『大麻』は危険という認識が薄れたようにも感じます。
そんな中、日本では若者の間での『大麻』のやり取り、使用が増加傾向にあるようです。
最近も、ツイッターで知り合った人から、大麻を受取ったとして、女子中学生が逮捕されたというニュースがありましたね。
14歳JCツイッター経由で大麻受取り逮捕
兵庫県姫路市の中学3年の女子生徒が、SNSを通じて知り合った女から大麻を受け取ろうとした疑いで、同県姫路署は17日までに「大麻取締法違反(譲り受け未遂)」で逮捕した。
■母親の通報で逮捕
これを受け、女子生徒は面識のない女から、大麻草1.15gを郵送にて譲り受けようとしたそうだ。
10月13日頃、女子生徒の母親が「中国茶サンプル」と自宅に届いた郵便物を不審に思い、兵庫県警に相談。中身が大麻と判明した。
女子生徒は「大麻をもらうつもりだった」と容疑を認めているという。
同署は、40歳の女も「大麻取締法違反(譲り渡し未遂)」容疑で逮捕した。
引用:https://news.nifty.com/article/item/neta/12189-20161927994/
日本は遅れてる?古風?お堅い?

テレビではそこまで大々的に取り上げられてはいませんが、ネットニュースやSNSでは、やはり話題となっていますよね。
アメリカやカナダなど、身近な国のニュースですからね。
そして、スマホを最も使いこなし、最も長く使うのは、若者ですね。
日ごろから海外での『大麻』に関するニュースを目にしていれば、自然と気が緩むことも、興味を持ってしまうことも、容易に想像できます。
さらには、今は、『大麻』はもちろん、危険ドラッグもSNSを駆使してネットで見知らぬ人と取引をするのがメジャーです。
故に「ゲートウェイドラッグ」とも言われるのですが、大麻に手を出してしまった後の、危険ドラッグや犯罪などへ発展してしまう可能性を危険視して、日本では中々規制が緩和されないのかと思います。
仕事に追われ、時間に追われ、忙しい日本ですから、大麻が合法化となれば、現実逃避のためや癒しを求めて爆流行りすると思います。
そうして社会で働く大人たちの気が緩めば、学生や未成年の間にも自然と流れ、危険ドラッグへの認識も緩み、犯罪が増える。という、いただけないループを日本は危険視しているのかもしれません。
全ての物事に共通しますが、振り幅が大きいほど、のめり込んでしまったりするものですよね。
たとえば、親に縛り付けられ、まじめに勉強していた子が、ひょんなことでやんちゃな子たちとつるむようになって、金髪にピアス、飲酒、無免許、ケンカ、家出など、グレてしまうという状況に似ています。
ある意味、日本人は全員が、まじめに仕事をしなさい。熱があっても会社に行きなさい。予定があっても上司の誘いを優先しなさい。と社会に縛り付けられています。
そんな人が、1度ハメを外したら歯止めが効かなくなってしまうのかもしれません。
やはり、犯罪が少なく、まじめな日本での、こういった法律は簡単には変わらなそうですね。
いい意味でも悪い意味でも「自由な国」ではないので、この国でこの国の人間として生きる以上は、やはり国(社会)に従わなければいけいけませんね。