暴走し9台衝突の事故、運転手を覚醒剤使用容疑で逮捕
北九州市若松区の国道を車で暴走し、パトカーなど9台に衝突したとして公務執行妨害などの疑いで逮捕した大分市松岡、建設作業員藤井哲也容疑者(32)について、福岡県警は26日、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
発表によると、藤井容疑者は6月下旬~7月4日、覚醒剤を使用した疑いがある。藤井容疑者は今月4日夜、若松区の国道で乗用車を運転し、約20分間で1・5キロを走る間にパトカーや乗用車、タクシーなど9台に衝突。パトカーに衝突した疑いで現行犯逮捕された。暴走時のことは「覚えていない」と話しているという。
藤井容疑者は、衝突した複数の車の運転手に車を降りて近寄り、「金を出せ」などと迫っていた。衝突事故では2人が軽傷を負い、同署は、強盗未遂や覚醒剤を使用した状態で車を運転した危険運転致傷の疑いもあるとみて、調べている。