【世界初】ウルグアイが大麻取引を合法化 – 密売対策費の抑制で

12月11日(ブルームバーグ):ウルグアイは世界で初めて国家として大麻の栽培と販売、使用を合法化した。アルゼンチンとブラジルに挟まれた人口330万人のウルグアイは、麻薬密売対策に掛かるコストの抑制を目指し合法化を決めた。
ウルグアイ上院は10日遅く、12時間にわたる審議を経て合法化法案を16対13で可決。国が監督する市場が整備され、政府が価格を設定することになる。薬局は月に最大40グラムの大麻を、登録した18歳以上のウルグアイ居住者に販売できる。
同性愛婚を認める法も成立させているゲリラ出身のムヒカ大統領(78)は、使用合法化によって麻薬密売と闘うという南米での動きの先頭に立っている。米国ではコロラドとワシントン両州で嗜好(しこう)品としての大麻販売と使用が昨年合法化された。医療目的での使用は20州で認められている。
ウルグアイ紙パイスによれば、ムヒカ大統領は同国のテレビで10日、「少しの勇気と大胆さを持って、新しい道を探す必要がある」と語った。合法化が密売との闘いのコスト低減化につながることを期待していると説明した。政府は密売阻止のため年8000万ドル(約82億円)を費やしている。
近隣諸国はウルグアイの取り組みが国境を越えて影響を及ぼすことに神経をとがらせている。世論調査によれば、ウルグアイ国民もほぼ3分の2が政府の意図とは異なる結果が生じることを懸念している。
ムヒカ大統領によれば、ブラジルのルセフ大統領は国土の広い同国では合法化による密売措置は機能しないと考えている。ブラジルは先月、合法化への懸念表明のためウルグアイに代表団を送った。



























