
覚せい剤をリュックサックに隠して持ち込もうとしたとして、門司税関博多税関支署と福岡県警は11日までに、覚せい剤取締法違反容疑(営利目的密輸)など で、ドイツ国籍の自称飲食店従業員モッズ・イリス・マルティナ容疑者(53)を逮捕した。
県警は背後に密売組織があるとみて捜査している。福岡地検は同 日、同法違反罪などで起訴した。
起訴状によると、同容疑者は昨年12月22日、覚せい剤約2キロ(末端価格1億6000万円相当)を黒いポリ袋に入れるなどして、リュックサックにし まったまま、韓国・釜山港から博多港に高速船で持ち込もうとしたとされる。同容疑者は「
覚せい剤とは知らなかった」と否認していたという。